ミカエルとサルタヒコのつながりは無視できない。

サルタヒコのサルは”猿”ではなくて”去る”ではないかと思う。



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闇の中から、ひとり来る者がおった。


『あなたは誰？』


わしは闇から光へと去る、サルタヒコ。

心の闇を光へと導く道先案内人でもある。

あなたが道に迷い、泣いとったのでやってきた。

遠く夜空に輝く光、あなたにとっては夢にまで見る光の世界だろう。

その光の中に身を置いたならば、私はどれだけ輝ける存在になるだろうか。

そう思われているのではないですか？


しかし、逆です。


わしがこうしてここまでたどり着けたのは、あなたが暗闇の中で輝いていたからです。

あなたは暗闇の中で遠くの星の輝きを見るだけで
自分の輝きを見ようとしていないのです。

わしはそれを伝えに来ただけのこと。

あなたが遠くに想う天使界。
そのようなものは存在しないのです。

あなたが自分の可能性に気づき暗闇の中で輝けば
そこが天使界となるのです。

皆、そのように創られた他者の天使界を見て
幻影を追っているのです。

天使界は創られた完成された世界ではありません。
私たち自身が創っていく創造の現実世界なのです。

それを伝えるためにあなたのもとにやってきました。

ともに立ち上がり、暗闇を照らす真のライトとなって
巷（ちまた）を照らしましょう。

巷はたくさんの光と闇が行き交う場所。

わしの別名はヤチマタヒコ。

何か用事がある時は、ヤチマタで呼び出してもらえれば
いつでも伺うぞよ。


光に向かい、光を見失わず、光となりて、闇に光る。

わしの長い鼻につかまりなさい。

この白い翼であなたを光の世界に連れて行ってあげるから。


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